和田秀樹式受験参考書の使い方：メイン本・サブ本

以前にも参考書の使用方法に関して述べましたが

　　参照：過去ログ「和田秀樹式、受験参考書の使い方」

前回は1冊の本をどう使うか

今回は複数を組み合わせてどう使うか

 

基本的に、柱になるのは「メイン本」と呼ばれるもの

繰り返し覚えるのは、これになります

上記過去ログで示している、基礎英文法問題精講などは

そメイン本のうちの１つ

文法分野では、第一歩のものかな？

もし、中学時代のものが危うかったら、さらに1段戻りますが

 

特徴は

・十分な問題数

・適度な厚み

・網羅性

・しっかりとした解答

 

といったところでしょうか

もちろん、使う時期やレベルによっても、少々変わりますが

上記の点を考慮しているもの

 

それとは違い、サブ本などと言われるものがあります

これは分野を特定しているようなもの

英語だったら、単語帳ってこれなんでしょうね

化学の無機反応ばかり乗っているとか、資料集のようなものも

これに入るのかな

単純な問題集なども、レベルが追いついていない人にとっては

サブ本だと思います

 

和田式ではもっと細かく分けていますので、詳しくは購入後しっかりと

判断してほしいのですが、少なくともメインですえるタイプの本と

そうではなく、横において使ったり、タイミングを見て使う本があるということ

 

こういった本の性質を知らないで、勝手に買って、勝手に使っても

得点にはまったく結びつきません

 

春先の、東京は神田の大きい本屋（三省堂書店とか）などの

参考書コーナーなどに行くと、塾の先生や学校の先生から薦めれた

参考書リスト片手に高校生が親御さんと一緒に買い物にきているんですわ 

 

思わず、突っ込みを入れたくなるような会話も繰り広げられているときがあり

「この生徒に、合格のあらんことを」と心の中で

静かに十字を切る私がいます 

 

それに、その参考書チョイスのセンスがないときもあるんですわ！

「おまえ、自分のことしか考えないで、参考書を薦めたろ！」って

これ、話し出すときりがないから、この辺で・・

 

せっかくなので、英語のメイン本になりそうなものを1つ

はっきり言って、僕自身高校2年くらいにはこの本に出会いたかった

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「英文解釈」の分野において、これくらい読みやすく、バランスが取れている

ものは少ないでしょう

 

1文1文をきっちり訳していきながら、そこに含まれる文法要素を徹底的に

見つめなおさせられる良書

文法を文を読むことに適応させていき、その重要性を理解させ

そして、文から文章へどのように連なっていくのか、示してくれます

 

パラグラフリーディングなんて、この本の後で十分

というか、この本をやり倒すと、パラリーは自然とできるようになるでしょう

 

恐らくこの本を読んだ高校生は

「こんなことを考えながら、英文を読んだら、時間なくなるよ～」

という感想をもつでしょう

 

そんな方には、この言葉を

　残念！ 

 

残念ながら、それを時間内に終わらせるところまで持っていくことが

あなた方のトレーニングすべきことです！

できる人間は、こういったことを恐ろしく短時間で考えているだけです

 

無論、経験による反射で処理しているところもありますが、正確な経験の上に

ある行為なら問題ないわけです

 

太極拳を行っているおじいちゃん・おばあちゃんに早くやれる？と

たずねてみてください

早くこなせます

 

これはゆっくりでも正しい体の動かし方を、繰り返ししみつけているからです

富田氏の方法は、きわめて保守本道

制限時間を考えず、まずはゆっくりと頭を動かすトレーニングをしておかないと

テストの場なんていう特殊な状況下で、動くわけないでしょ

 

こんなことできない！という人は、日本人であることを捨てるしかありません（笑）

外人になっちゃえば、こういったことを考えて話してはいません

でもそうなるには、数年みっちり英語のシャワーに浸かる必要がありますが

 

この本は、長文読解用の参考書にもなるのですが、富田氏の文法優先の

読解を身につけるためにも、これは長文読解の一歩前である英文解釈の

段階で使ってほしいですね

実際には英文解釈の段階で、長文にあたる必要なんてないのですが

この本をやっていれば、長文をやっている気にもなり、精神衛生上

いい感じに働きます

 

ちなみに、英文解釈に関しては、正確な日本語にする事を目標とした方がいいので

できるだけ手を動かし、日本語を書きましょう

１００の原則は、問題数的にはそれほどないので、同時並行で英→日に特化した

それ専用のメイン本を買って練習した方がいいでしょうね

もちろん、文法のメイン本を1度終わらせてから

 

どういった本を長文読解に使えばいいのかは、また別のお話

 

参考書を使い方をマスターしてしまえば、予備校に行く必要もありません

タグ：大学受験 受験合格 和田秀樹

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